▼日本陶磁協会主催による「やきもの文化講座」が、6月8日(日)午後1時30分より3時30分まで、NHK青山荘(東京都港区南青山5-2-20)で開催される。今回は、根津美術館で5月24日から6月29日まで開催される「陶の詩人 小山冨士夫の眼と技展」に併せて、長谷部楽爾先生に「陶磁学者・小山冨士夫の業績」について、弓場紀知先生にはスライドによる「小山冨士夫が出会った美の世界」について語っていただきます。参加ご希望の方は、5月23日までに協会事務局宛にお申し込み下さい。折り返し、展覧会の入場券と会費の振込用紙をお送りいたします。定員100名。定員になり次第締切ります。詳しくは、本誌87頁参照。
▼「第41回宗湛茶会」が来る5月17日(土)、18日(日)の両日、午前9時半より午後2時まで、日本料理「とり市」にて開催されます。今回の茶会は濃茶席・薄茶席とも梅澤記念館、点心席はとり市。会費は2万円。お問い合せは宗湛会事務局、電話092-751-4358。会場「とり市」は、福岡市西区愛宕3丁目1-6、電話092-881-1031。
▼「第3回東美文人煎茶会」が6月14日(土曜日)午前10時30分より午後4時まで、東京美術倶楽部2階にて開催される。今回の茶席は、玉露席(花の間)が無禄佃一輝氏。濃茶席(済美庵)が赤坂水戸幸 吉田宗翠。点心席(雪の間)は竹葉亭。会費は25,000円。本年、淹茶(玉露)席は根津美術館が協力する。お問い合せは、東京美術倶楽部 東美文人煎茶会事務局(有賀・須藤)電話03-3432-0191まで。東京美術倶楽部は、東京都港区新橋6丁目19番15号。
▼萩焼の名家に生まれ、やきものの伝統と戦後の前衛陶芸の波の中で、新しい独自の世界を展開してきた三輪龍作氏が、この4月7日、萩市で記者会見し、十二代休雪を襲名したことを発表した。さっそく龍作氏に電話を掛けると、「4月7日、アトムの誕生日の発表しました」とのこと。人間の根源的エロス(生)と死を追求してきた龍作氏が、襲名によって今後どう伝統と取り組んでゆくのか、その期待は大きい。
▼やきものによって人間の根滑的エロスを追求しているのが、三輪龍作氏の陶芸だとすれば、花という素材を通して、その根源を追求してきたのが生け花作家・中川幸夫氏であろう。その中川氏が東京での生活に終止符を打ち、故郷の丸亀に転居されたとのお知らせを杉浦澄子さんからいただいた。中川氏は第2回織部賞グランプリを受賞。ガラス器の制作や書も手がけ、その活躍は幅広い。
▼県重要無形文化財認定記念の若尾利貞作陶展が、岐阜高島屋で4月9日~15日まで開催。