▼2008年度日本陶磁協会賞受賞記念「小池頌子・加藤孝造」展が、8月31日(日)から9月5日(土)まで日本橋・壺中居3階にて開催されます。今回会場には、金賞を受賞した加藤氏の志野・黄瀬戸・瀬戸黒の茶碗を中心に花生・水指など秀作が展示されます。また、協会賞受賞の小池氏は、貝をモチーフにした独特のフォルムをもつ魅力的な作品が展示されますので、ぜひともご来場ください。
▼<やきもの文化講座>
「辻清明・協の陶芸について」
場所 安与ホール(新宿区新宿3-37-11 電話:03-3352-5123)
日時 7月5日(日)午後2時から4時まで
講師 林屋晴三 + 辻けい + 森孝一(司会)
参加費 3,000円
定員 100名
昨年亡くなられた辻清明氏そのご主人を追うようにして亡くなられた協夫人、お二人の陶芸人生について林屋晴三氏とご長女の辻けいさんに語っていただきます。司会進行は陶磁協会の森が務めます。辻夫妻の作品も展示いたします。ちょうど、お二人の一周忌に当りますのでご参加くださいますようお願いいたします。
なお、参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124 FAX:03-3292-7125)までお申し込みください。追って振替用紙と会場の地図をお送りいたします。
▼平成21年度の会員のための陶磁研究会を次のように開催いたします。
[8月研究会]
「中国の陶俑─漢の加彩と唐三彩─」
場所 出光美術館・レクチャールーム
(千代田区丸の内3-1-1 電話:03-3213-9402)
日時 8月26日(水)午前10時30分より
講師 同美術館学芸員・金沢陽氏(入館料のみ、参加費無料)
定員 30名
出光コレクションの陶磁分野から、今回は中国の漢代から唐代にかけての俑を中心とする陶器が展示されます。今回の展示では、時代を映し出す作品として順序を追いながら、俑の表情や器物の造形美を、照明効果を駆使して浮び上がらせましたので、ゆっくり堪能することが出来ます。また墓の主人公が愛した愛玩動物や、シルクロードを行き交った駱駝、騎馬の隊列など、楽しく見ていただくことを目的に展示されます。
参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(TEL.03-3292-7124/FAX.03-3292-7125)までお申し込みください。
▼21年度新潟県支部の「展観と鑑賞茶会」が7月4日(土)、5日(日)の両日、新潟市中央区1番堀通町1番地2 白山公園内「燕喜館」にて催されます。茶席は裏千家・徳永宗巳氏と石州流和孝会・大越芳嶺氏の2席。講演会は黒田和哉常任理事、演題は「中国陶磁器を中心として」。両日とも1回目は午前11時、2回目は午後2時より。詳しくは新潟メデア内 日本陶磁協会新潟県支部 坂井泉氏(電話025-241-4090)までお問い合せください。
▼東洋陶磁の名品を数多く取り扱ってきた浦上蒼穹堂が、今年5月で開業30周年を迎えた。その間、過去の常識に囚われることなく新しい鑑賞陶磁の発掘に挑戦し、ニューヨークで開催されたインターナショナルアジアンアートフェアに日本人ディラーとして初めて参加したり、東京国際フォーラムの「アートフェア東京」に出品し、コンテンポラリーアートと古美術のコラボレーションを試みるなど、古美術界の最前線にあって新風を吹き込まれました。その30年の歩みを振り返り、さらにこれからの方向性を探るために、5月18日(月)から24日(日)まで「浦上蒼穹堂三十周年記念展」が企画されました。会場には、先史時代の土器から漢の緑釉、唐三彩、宋磁、明・清の官窯、高麗青磁や三島、李朝白磁など、各時代の代表的作品が陳列されました。また、今展には展示できなかったものを含め、30年の歴史の語る400点余の作品を収録した記念図録(A4判212頁 定価5,000円)も刊行され、もう残り僅かとのことです。購入ご希望の方は、浦上蒼穹堂(〒103-0027 東京都中央区日本橋3-6-9 箔屋町ビル3F TEL 03-3271-3931 FAX 03-3271-3784)までお申し込みください。
▼特別展示「京焼の萌芽」が9月30日まで、京都市考古資料館で開催されている。洛中や伏見で出土した様々な軟質施釉陶器を地点別に展示し、仁清焼や乾山焼までの京焼の流れを追っている。とくに押小路焼に関係する未成品を含む陶片は、京焼の背景を知る上で貴重な資料である。展示総点数650点余。京都市考古資料館は京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町265番地の1 電話075-432-3245。
▼社団法人日本クラフトデザイン協会理事長・長谷川武雄氏が任期満了に伴い5月29日に退任されました。なお、後任には相川繁隆氏が新理事長に就任されました。
▼新潟の敦井美術館が館内の一部改修工事と全所蔵品の写真撮影のため、10月18日(日)まで臨時休館となります。なお、10月19日(月)からは「楠部彌弌展」を開催の予定。
▼「陶説」8月号に掲載の「暑中御伺い」の名刺交換は、7月3日(金)が締め切りです。料金は1ワク一万円、何ワクお申し込みいただいても結構です。葉書またはFAX03-3292-7125、住所・芳名・電話・役職名などをご記入の上事務局まで、お申し込みください。