▼「第55回日本陶磁協会賞受賞作家展」を2月1日(土)-11日(火・祝)に和光ホール(銀座和光本館6階)にて開催いたします。歴代受賞作家約50名による力作とともに「装いのかたち」をテーマにした作品など合わせて150余点を展観いたします。なお、2月2日(日)に鈴木藏氏、9日(日)には杉浦康益氏と森孝一(当協会事務局長)との対談を、いずれも午後2時から会場にて行います。
▼第23回やきもの文化講座「人間国宝展 生み出された美、伝えゆくわざ」
場 所 根津美術館・講堂(東京都港区南青山6-5-1)
日 時 平成26年2月6日(木) 午後1時30分より
講 師 伊藤嘉章氏(東京国立博物館学芸研究部長)
定 員 120名(先着順)
参加費 会員2,500円、一般3,000円(入館料込み)
日本では古くから、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形などの工芸が発達し、その芸術性は今日まで高く評価されています。「人間国宝」(重要無形文化財の保持者)は、そうした伝統の「わざ」の継承者であると同時に、新たな創作を行うことで新しい伝統を生み出してきました。東京国立博物館で開催される展覧会「人間国宝展 生み出された美、伝えゆくわざ」(本号で特集)は、国宝・重要文化財など歴史的に評価されてきた古典的な工芸と、現代の人間国宝の作品を一堂に集めた画期的な展覧会です。その展覧会をご担当された伊藤嘉章氏に、陶芸を中心とした伝統工芸の魅力を語っていただきます。
〔お申し込み方法〕電話にて日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申し込み下さい。追って入館券と振替用紙をお送りいたします。
▼第24回やきもの文化講座「日本人が愛したやきもの 第10回 名物瀬戸茶入」
日 時 平成26年3月27日(木) 午後1時30分より
場 所 根津美術館・講堂
講 師 井上喜久男氏(愛知県陶磁美術館館長補佐)
定 員 120名(先着順)
参加費 会員2,500円、一般3,000円(入館料込み)
茶入の研究は江戸時代から瀬戸茶入を中心として大名物・中興名物の評価および瀬戸窯の歴代陶祖作として窯分け分類が行われ、陶祖の生没年による年代観が与えられてきました。しかし、これらの年代観は考古学による窯跡と消費遺跡の出土品から構築された陶磁史編年と大きく食い違っており、年代観の再検討が必要となっています。これらの名物瀬戸茶入の年代観を再構築するため、これまでの考古学調査によって明らかにできた新知見に基づいて製作年代を再考します。
〔お申し込み方法〕電話にて日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申し込み下さい。追って入館券と振替用紙をお送りいたします。
▼〈3月研究会〉
「没後50年・大回顧 板谷波山の夢みたもの─〈至福〉の近代日本陶芸」
場 所 出光美術館・レクチャールーム
(東京都千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9階、電話:03-5777-8600)
日 時 平成26年3月5日(水) 午前10時30分より(所要時間:約1時間)
講 師 柏木麻里氏(同館学芸員)
定 員 30名
参加費 入館料のみ(一般1,000円)
本号で特集した出光美術館「没後50年・大回顧 板谷波山の夢見たもの」展にあわせて研究会を催します。参加ご希望の方は、電話にて日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申込みください。
▼本号で特集した「板谷波山」の誕生日に合わせて今年も「波山の夕べ」が3月3日(月)午後6時から下館のアルテリオにて催されます。詳細は15頁を、また荒川氏の点滴(115頁)も併せてご覧ください。なお、会場より徒歩3分の板谷波山記念館では「波山 発掘 初披露」展が3月30日(日)まで開催されています(20頁参照)。
▼黒田陶苑(中央区銀座7-8-6 電話:O3-3571-3223)の3階に新しく美術空間が開設されました。現代陶芸の名品から古陶磁、茶道具など、月替わりで展示されます。2月は「桃山時代の名陶」をテーマに志野・織部・唐津などの桃山陶が約20点並びます。
▼「唐津が大好き─14人の作家による花入・茶碗・酒器展」が2月10日(月)-16日(日)に柿傳ギャラリー(電話:03-3352-5118)にて開催されます。出展作家は岡本作礼・梶原靖元・川上清美・熊本千治・小島直喜・竹花正弘・田中佐次郎・中里太亀・十四代中里太郎右衛門・濱崎節生・藤ノ木土平・安永頼山・矢野直人・吉野魁の14氏(五十音順)。2月10日(月)午後4時からは記念講演会「唐津焼の魅力」(森孝一・当協会事務局長)が、また2月11日(火)には席主・藤ノ木土平氏による特別記念茶会が催されます(要申込。講演は無料、茶会は会費4,000円。)。この展覧会にあわせてGALERIE AZUR(電話:03-6427-0029)でも「唐津 春の器展」2月8日(土)-16日(日)が開催されます。
▼「テーブルウェア・フエスティバル2014─暮らしを彩る器展」が2月2日(日)-10日(月)に東京ドーム(電話:03-5800-9999)にて開催されます。会場には「第22回テーブルウェア大賞」のほか、特別企画「Style of NewYork」、国内特集「新生・染付と青の食卓─伊万里・有田焼」ほかさまざまな展示コーナーが開設されます。詳細はHPをご覧ください。(https://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/)
▼「陶とガラスの雛人形と花とお菓子のうつわ展」が瀬戸市新世紀工芸館(電話:0561-97-1001)にて3月16日(日)まで開催されます。瀬戸市を中心に30名の陶芸作家と9名のガラスエ芸作家により、雛人形、春を彩る花器や、お菓子をのせるための小さな器など約480点が出品されます。
▼昨年4月1日から賛助会員の募集を始めました。1口1万円で5口からです。現在の賛助会員は現在の賛助会員は井上オリエンタルアート、北山美術店、十四代今泉今右衛門氏、酒井田柿右衛門窯、神通静玩堂、鈴木藏氏、谷庄、中島宏氏、はごろもフーズ、繭山龍泉堂、ロンドンギャラリー、渡邊三方堂です。心より感謝申し上げます。