やきもの界ニュース 『陶説』2021年10月号より

第68回日本伝統工芸展

受賞作品が決まりました。陶芸関係は以下のとおりです。
日本工芸会会長賞 「窯変筒花器」羽石修二
日本工芸会奨励賞 「耀変流光彩深鉢」林恭助
(敬称略)

第50回公募全陶展

茶陶からオブジェ陶まで幅広く陶磁作品を募集する公募展。展示は10月16日(土)~22日(金)に東京都美術館にて開催されます。受賞作品は次号以降に掲載いたします。
問合先:03-5394-1721 全陶展本部

第21回東美特別展

今展では、「数寄を未来に。」をコンセプトに55店舗が出展します。
また国宝・重文展示室では「美のまなざし~東京美術倶楽部を彩った東京国立博物館所蔵の名品~」が同時開催されます。詳細はこちらから。
日時:10月15日(金)、16日(土)、17日(日)
時間:11時~19時 *最終日は17時まで
会場:東京美術倶楽部  東京都港区新橋6―19―15
電話:03―3432―0191
入場料:一般3000円(当日券) *大学生以下無料

以下、一部店舗について内容をご紹介します。(50音順)
◇飯田好日堂(ブース№3)
「古清水焼草刈童子香炉」(江戸中期)はじめ、御茶道具を中心に出品します。

◇浦上蒼穹堂(ブース№20)
中国明時代初期・永楽年間の「青花瓜文大盤」と「青花葡萄文大盤」を同時展示。気品高い永楽青花の優品をご堪能ください(談)。

◇銀座 黒田陶苑(ブース№34)
戦後の現代陶芸を代表する陶芸家の名品を特集し、北大路魯山人・河井寛次郎・富本憲吉・加守田章二・八木一夫・鯉江良二・桶谷寧他の作品を出品します。

◇壺中居(ブース№40)
中国・六朝~隋の作品を展示。「菩薩立像」(黄花石、隋・開皇16年銘)、「鍍金観音像」(隋・開皇19年銘)など、石佛、金銅佛、俑を10数点出品します。

◇しぶや黒田陶苑(ブース№22)
近現代陶藝の粋を蒐めた「粋(すい)」展を開催。「石黒宗麿の陶芸の心とわざ」展(1981年)の図録表紙作品「彩瓷大鉢」、長尾欽弥旧蔵の北大路魯山人「九谷風向附三十」、「青磁を極める 岡部嶺男展」(2007年)出品の「翠青瓷鼎」、加藤土師萌の代表作「萌葱金襴手蓋付壺」「黄地紅彩蓋付壺」など美術館で紹介された作品とともに、富本憲吉の「金銀彩羊歯文捻徳利」「色繪4瓣花大鉢」など知られざる名作、また近代日本の絵画も合わせて展示します。

◇神通静玩堂(ブース№33)
古九谷の優品を展示します。

◇瀬津雅陶堂(ブース№13)
ドイツ、アメリカなど海外のコレクターが、美術品としてそれぞれの居住空間で楽しんでいた日本美術(仏教彫刻、室町の水墨、桃山の陶器、琳派作品など)と、海外著名作家の作品を併せて展示します。日本美術も西洋美術と同様、芸術作品として遜色ないことがわかる展示空間とします。

◇谷庄(ブース№2)
俵屋宗達筆「伊勢物語図色紙 七十八段 山科の宮」(益田家本)を床の間に掛け、落ち着いた和室空間で茶入・茶碗などの御茶道具を展示します。

◇繭山龍泉堂(ブース№10)
RYUSENDO GALLERYグランドオープン記念展「殷墟」(会期10月29日~11月7日、於RYUSENDO GALLERY)の出品作品より、「鼎」(安陽武官村出土 前13~前12世紀)ほか厳選して先行展示します。

◇万葉洞(ブース№18)
「石山切」(平安時代)を展示。ほか古書画や御茶道具を出品します。

◇水戸幸商会(ブース№5)
『光琳百図』所載の尾形光琳筆「三十六歌仙図屏風」(画稿)を展示します。

◇水戸忠交易(ブース№11)
「ハンス・コパー展」を開催。25点の作品を展示します。

◇ロンドンギャラリー(ブース№47)
仏教美術を中心に展示。希少な平安末~鎌倉初期の胎蔵曼荼羅をはじめ、日本・朝鮮の陶磁器、絵画、漆器など、自らが惚れ込んだ作品を取合わせます。

RYUSENDO GALLERY グランドオープン

今秋、繭山龍泉堂に併設してギャラリーがオープンします。
これを記念して、「RYUSENDO GALLERYグランドオープン記念展『殷墟』」が10月29日(金)~11月7日(日)に同ギャラリーにて開催されます(会期中無休)。中国の古代王朝のひとつである殷(商)をテーマに、「鼎」(安陽武官村出土 前13~前12世紀)などの青銅器や甲骨文(写真)をはじめ、玉器・石器・陶器など多様な美術品、約60点を展示します。

「国際陶磁器フェスティバル美濃’21」が、緊急事態宣言により会期変更

『陶説』9月号でご紹介した「第12回国際陶磁器展美濃」の会期が、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の発出に伴って短縮されました。
変更後の会期は2021年9月30日(木)~10月17日(日)。
<開催事業>
・第12回国際陶磁器展美濃
・セラミックバレーと世界の陶磁器展~美濃焼とハンガリーの名窯へレンド~ ※会期終了後、WEB展覧会を開催予定

<中止となった事業>
「アール・ブリュット美濃展」「未来のタイル・コンペティション展示会(ウェブ投票は開催)」「第8回専攻科陶芸展&CROSS-INTERACTION 陶芸教育機関の交流展」「aside of ICF MINO展示会(市内の展示販売は共催団体が開催)」「可児陶芸協会 今、桃山リスペクト」「美濃Reランチ」「お茶会に行こう」「ヘレンドカフェ」

詳細はウェブサイトでご確認ください。

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