やきもの界ニュース 『陶説』2023年4月号より

「第45回山口伝統工芸展」 入賞・入選作品発表

本展の入賞・入選が発表されました。陶芸の入賞作品は次のとおりです。
展観は山口県立萩美術館・浦上記念館にて4月9日(土)~4月17日(日)に開催されます。

朝日新聞社賞 「流白釉輪花鉢」田原崇雄
NHK山口放送局賞 「白磁花器 旅立ち」松尾藻風
yab山口朝日放送賞 「淡青釉鉢」岡田泰
そごう広島店賞  「染錦紫陽花文陶筥」松尾優子
朝日新聞社奨励賞  「水指」坂倉正紘

「第66回日本伝統工芸中国展」入賞・入選作品発表

本展の入賞・入選が発表されました。陶芸の入賞作品は次のとおりです。
展観は岡山(5月24日~29日、天満屋岡山店六階会館)、島根(6月21~26日、島根県立美術館)の二会場で開かれます。
NHK広島放送局長賞 「備前扁壺」近藤正彦(岡山県)
岡山県知事賞 「備前炭化緋襷花器」橋本和哉(岡山県)
鳥取県知事賞 「備前花器」赤毛敏男(広島県)
岡山市長賞 「練込組皿『雨音』」藤本路加(広島県)
中国新聞社賞 「琉璃白磁鉢」横山ゆきえ(岡山県)
岡山放送賞 「備前楕円鉢」伊勢﨑競(岡山県)
テレビせとうち賞 「炭化彫紋文のある陶」今田拓志(広島県)
新人賞 「染付草花文組皿(5枚)」曽根沙也佳(広島県)

「第40回田部美術館大賞 茶の湯の造形展」入賞・入選作品発表

田部美術館(島根県松江市)の公募展、「茶の湯の造形展」の入賞が発表されました。今年で40回目を迎える本展には、今回144名の陶芸家より233点の応募があり、そこから大賞1点、準大賞2点、秀美賞5点、入選74点が選ばれました。主な入選作品は以下のとおりです。
入賞・入選作品は田部美術館の「茶の湯の造形展」にて4月22日(土)~7月9日(日)に展示されます。

田部美術館大賞
「さぬき泥彩花器」伊藤信夫(香川県)
準大賞
「黒襷茶盌」鈴木篤夫(岡山県)
「砲金ノ花器」村尾一哉(香川県)
秀美賞
「白萩灰被水指」岡田裕(山口県)
「備前緋襷茶盌」金重充宏(岡山県)
「雲文壺」高橋幸治(島根県)(田部美術館館長賞同時受賞)
「淡緑釉大鉢」髙見博(岡山県)
「白磁花入」百田暁生(佐賀県)

岐阜県の重要無形文化財保持者

このたび七代加藤幸兵衛氏が県の重要無形文化財技術保持者「三彩」に認定されました。加藤氏は、父である人間国宝の故・加藤卓男さん(1917~2005)の助手として、正倉院三彩の復元に八年間にわたって携わり三彩に精通していること、さらに人材育成や若手陶芸家の指導を積極的に行い、制作技法の伝承に貢献したことなどが評価され、今回の認定となりました。

「第54回東海伝統工芸展」開催

本展が愛知県美術館にて4月25日(火)~4月30日(日)に開催されます。受賞作品は次号以降にお知らせいたします。

「第51回伝統工芸陶芸部会展」入賞・入選作品発表

本公募展の入賞・入選作品が以下のとおり決まりました。展観は4月26日(水)~5月1日(月)に日本橋三越本店にて開催されます。また会期中、「陶芸特別講座」も行われます。

日本工芸会会長賞 「備前堆文水指」宮尾昌宏
朝日新聞社賞 「炭化線象嵌鎬陶筥」福吉浩一
MOA美術館賞 「雪百景水指」西端正
日本工芸会奨励賞 「青白磁彫文器」久保田烈工/「あけぼの彩扁壺」鯉江廣
日本セラミックス協会奨励賞 「青瓷蓮紋鉢」三上慶耀

〔陶芸特別講座〕
4月26日(水)講師:福島善三
4月29日(祝)講師:井戸川豊
いずれも午後2時から、日本橋三越の会場にて。

訃報 今井政之氏

1964年度の日本陶磁協会賞を受賞した今井政之氏が、3月6日に京都市の病院で亡くなられました。92歳でした。
今井氏は大阪市生まれ。岡山で備前焼の修業をしたあと、京都で楠部に師事。後年「面象嵌」の技法を確立し、2011年に文化功労者に選ばれ、18年には文化勲章を受章しました。
ご冥福をお祈りいたします。

訃報 川崎毅氏

陶芸家の川崎毅氏が、3月13日に80歳で亡くなられました。川崎氏は宮崎県出身。東京・多摩に窯を構え、国内外各地の美術館やギャラリーで作品を発表。シンプルな形の組み合わせによる立体表現で、現代陶芸界で独特の世界観を形づくってきました。
ご冥福をお祈りいたします。

※敬称略

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