第66回伝統工芸四国展
本展の入賞作品が決まりました。陶芸関係は以下のとおりです。
日本工芸会賞
「青白磁鉢 廻」栗原慶
日本工芸会四国支部奨励賞
「彫文花器」植村照男・「盌―夜華―」平岡朋美・「彩泥釉盛線文鉢」藤澤徳雄
萩焼深川窯十六代坂倉新兵衛を襲名
5月27日、萩焼深川窯(山口県長門市)の窯元「坂倉新兵衛窯」にて、十五代坂倉新兵衛氏の長男正紘氏が十六代を襲名しました。十五代は隠居号として「一渓」に改めて作陶活動を続け、十六代は来年の3月から全国各地にて襲名披露展を予定しています。
三重県文化功労賞に伊賀焼陶芸家
第23回三重県文化賞の大賞に陶芸家の三代加賀瑞山氏、文化功労賞に陶芸家、小島憲二氏が選ばれました。
加賀氏は萬古焼の県指定の技術保持者として、又、小島氏は「古伊賀」の再現に取り組む一方で、「三重の陶芸作家展」を復活させ、両者とも後進の育成に貢献するなどの活動が評価されました。
第16回現代茶陶展
全国30都道府県から192人、249点の応募があり、入賞9作品、入選51作品が選ばれました。入賞作品は以下のとおりです。
入賞・入選の計60作品は8月10日(土)〜18日(日)までセラトピア土岐(岐阜県)で展示されます。
TOKI織部大賞
「つぼみ」樽田裕史(愛知県)
TOKI織部優秀賞
「白磁水指」高橋奈己(東京都)
「Zabtone」清水剛(兵庫県)
「粉引茶碗『千里』」岩瀬健一(東京都)
TOKI織部奨励賞
「銀漆彩茶器『うたかた』」若林和恵(神奈川県)
「彫層磁渦紋鉢」喜如嘉克昌(東京都)
「幾何学文 香合」山本二郎(京都府)
「鉋紋白磁茶碗」趙訏偲(愛知県)
「萩火色水指」佐久間正和(山口県)
珠洲焼の窯修復工事
今年1月の能登半島地震で被災した珠洲焼の工房施設「珠洲市陶芸センター」(石川県珠洲市)では、損壊した2基の窯のうち1基の修復工事が終わり、5月末に震災後初の窯焚きが行われました。もう1基も、7月末までに復旧する見込みです。
第64回石川の伝統工芸展
本展の入賞作品が決まりました。陶芸関係は以下のとおりです。
石川県知事賞
「珠洲焼窯変皿」田端和樹夫
北國銀行頭取賞
「組鉢 新涼」南絢子
奨励賞
「焼締銀彩紅下絵入子鉢」木戸優紀子
※敬称略
台湾国際陶磁ビエンナーレで日本人が最高賞受賞
「2024台湾国際陶磁ビエンナーレ 国際コンペティション」(台湾新北市)で、佐藤雅之氏(茨城県立笠間陶芸大学校特命教授)の「Shell nest 22-05(hustle and bustle)」がグランプリを受賞しました。
入選作品は、新北市立鶯歌陶瓷博物館で10月4日(金)から2025年4月6日(日)まで展示されます。
ちゃわんやのはなし―四百年の旅人―上映スケジュール
5月号に監督インタビューを掲載した映画「ちゃわんやのはなし―四百年の旅人―」の上映スケジュール最新情報です。
ポレポレ東中野 ~7月5日(金)/栃木・宇都宮ヒカリ座 6月28日(金)~/神奈川・横浜シネマリン 8月17日(土)~/長野・上田映劇 9月7日(土)~/愛知・ナゴヤキネマ・ノイ 7月27日(土)~/大阪・第七藝術劇場 ~7月5日(金)/アップリンク京都 6月21日(金)~/神戸・元町映画館 7月6日(土)~12日(金)。
詳細はこちらから。
訃報
陶芸家・竹中浩氏が6月14日に逝去されました。享年82歳。
1980年度の日本陶磁協会賞、2005年度の京都府文化賞功労賞など多数受賞、京都府指定無形文化財「陶芸」保持者。李朝白磁を彷彿させる白磁や色絵・染付のほか信楽・備前など幅広い作行で、味わい深い文房具も多く創作されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。