▼日本陶磁協会主催による「第2回やきもの文化講座」が、10月5日(日)午後1時30分より3時30分まで、NHK青山荘(東京都港区南青山5-2-20)で開催される。今回の講師は林屋晴三理事。演目は「茶碗 長次郎と光悦」 について。特別鑑賞として長次郎と光悦の茶碗も鑑賞していただきます。定員は130名。先着順です。会費3千円。お申込み は協会事務局までお葉書でお願い致します。
▼日本陶磁協会萩支部が近々発会します。事務局は、萩市呉服町1-3 電話0838-25-3110 彩陶庵。山口県内の会員で、萩支部に入会希望の方は、彩陶庵もしくは本部事務局までお申し込み下さい。詳しくは追って報告します。
▼1998年「常滑焼 (急須)」で重要無形文化財保持者に認定された山田常山氏の傘寿を記念しての 「山田常山陶芸展」が、10月4日から11日まで銀座の和光ホールで開催される。数え年の80にちなんでの急須80点、それに煎茶茶器揃、花器や酒器、菓子器など合せて120点が出品される。お問い合せは03-3562-2111(内線2142) 和光宝飾・美術営業部まで。
▼急須づくりの名人・山田常山を父にもつ常滑の陶芸家・山田絵夢氏の個展が、10月15日(水)から21日(火)まで酉福(港区南青山2-6-12 アヌシー青山1階 電話03-5411-2900)にて開催される。今回は、焼締め、朱泥の急須を中心に、花入や花器など約100点が出品される。
▼南青山の酉福ギャラリーが開店10周年を記念して”酉福真ギャラリー”を新設した。この真ギャラリーでは、「温故知新」を主題として日本の素晴らしい伝統を受け継ぐ方々の作品を展示してゆく。その第1回として、「小野拍子名品展-蘇る釉裏金彩」が9月16日から27日まで開催。第2回として、「小泉淳作磁器展」が10月3日から18日まで開催される。酉福真ギャラリーは港区南青山2-6-12 アヌシー青山1階 電話03-5411-8895。
▼老舗から精鋭まで日本を代表する美術商126店が結実する「東美アートフェア」が、10月3日(金)から5日(日)まで東京美術倶楽部で開催される。今回展示されるのは、茶道具、鑑賞陶器、洋画、日本画、工芸、仏教美術、刀剣など。詳しくは東京美術倶楽部 電話03-3432-0191まで。
▼平安時代後期から始まった美濃地方での鉢の生産とその変遷を辿る「美濃の鉢~美濃古窯の変遷からみた用の器」展が、11月24日まで瑞浪陶磁資料館(瑞浪市明世町山野内1-6 電話0572-67-2506)で開催されている。 室町中期の大平鉢・摺鉢、桃山の器形・加飾のすぐれた大鉢の佳品、また地域色を表す笠原鉢など、磁器生産の始まる幕末以前の鉢について、用途・造形・鑑賞面の変遷を辿る。
▼YAB山口朝日放送開局10周年を記念しての特別展「陶の詩人 小山富士夫の眼と技」が8月22日(金)午後3時より山口県立萩美術館・浦上記念館のエントランスホールにて開会した。主催者、来賓の挨拶の後名誉館長の浦上敏朗氏、YAB山口朝日放送代表取締役社長の長迫喜三氏、朝日新聞社取締役西部本社代表の三浦昭彦氏、県議会議長代理の竹本貞夫氏、山口県教育長の藤井俊彦氏、萩市長の野村興兒氏、県議の田中文夫氏と長谷部楽爾理事、森主任研究員によってテープカットが行われた。会場へは足立明男館長の先導のもとに、石崎泰之学芸主任が展示作品を招待者のために解説。時々、朝日新聞文化企画の小野公久氏や当協会主任研究員の森にバトンタッチする場面もあった。 翌日の23日(土)午後1時半からは、長谷部楽爾理事による講演「小山富士夫の生涯」が催された。会場には100名を越える参加者が集まり、急遽、会場の外にもモニターテレビを設置するなど、盛況であった。なかには、毎回久留米から泊りがけで参加するというご夫妻もあり、その熱心さに感激しました。萩への訪問は初めてでしたが、まさに百聞は一見に如かず現地を訪ねなければ分らないことを実感しました。 (森記)
▼伊賀の陶芸家・谷本景氏の個展が10月11日(土)から20日(月)まで、銀座和光の四階アートサロン(電話03-3562-2111 内線2031)で開催される。谷本氏の和光での個展は初めて。パリで学んだ銅版画から得た独自の芸術感覚を活かし、伊賀焼の特徴である激しい焦げや灰かつぎ、火割れ、火色で表現する作品の数々は、伊賀の伝統の中に新しい造形の息吹を感じさせるもの。手捻りにより情感豊かに表現された大壷や鉢に加え、酒器類や食器類など60余点が展示される。(和光 東京都中央区銀座4丁目5-11)
▼酒器についての原稿募集!
来春は、日本陶磁協会賞が設立されて、ちょうど50年を迎えます。その50年を祝して、2004年1月17日(土)から28日(水)まで銀座和光ホールで開催される日本陶磁協会賞受賞作家展には、受賞作家の秀作のほか、特別展示として”酒器”作品も展示されます。「陶説」12月号では、その酒器作品の紹介と共に、洒器についての思い出など会員諸氏の原稿を募集致します。原稿は400字3枚程度、10月末日までに「陶説」編集部までお送り下さい。(東京都千代田区神田駿河台2-9 日本陶磁協会 〒101-0062)