▼日本陶磁協会仙台支部設立50周年を記念して行われる特別展「伊達家の茶の湯」のシンポジウムが5月5日(月)午後1時30分から3時30分まで、仙台市博物館ホールで催されます。出席者は、根津美術館学芸部長・西田宏子氏、日本陶磁協会理事・小田榮一氏、仙台市博物館・小井川百合子学芸室長らを中心に行われる予定。参加希望の方はハガキにて申込みが必要とのこと。申込み先は〒980-0862 仙台市青葉区川内三の丸跡 仙台市博物館「茶の湯シンポジウム」係。4月21日消印有効。また「スライドによる展示説明」が5月17日午後1時30分から同ホールで行われます。こちらもハガキにょる申込みが必要。詳しくは電話022-225-3074 仙台市博物館まで。
▼日本陶磁協会の企画協力で開催される「桃山陶に魅せられた七人の陶芸家」展が4月5日から5月25日まで山梨県立美術館で開催される。この展覧会は荒川豊蔵・中里無庵・金重陶陽・加藤唐九郎・川喜田半泥子・石黒宗麿・小山冨士夫の七人の陶芸家に焦点をあて、その代表的作品とその原点となった桃山陶の名品(唐津・備前・信楽・伊賀・美濃)と陶片をあわせて紹介するもの。4月27日(日)午後2時から日本陶磁協会主任研究員・森 孝一による「桃山と昭和を結ぶ創造の糸」と題して講演会が催される。詳しくは、電話055-228-3322 山梨県立美術館までお問い合せ下さい。
▼湯木美術館の春期展「茶の揚の焼物-日本」が6月15日まで催されている。前期は4月27日まで、後期が4月29日から6月15日まで約65点の茶陶が並ぶ。今回は瀬戸・美濃・唐津を中心に信楽・備前・丹波・膳所・高取など各地の作品が日を楽しませてくれる。4月5日(土)は午後1時30分から河井竹彦氏による「美濃焼の文様について」、5月17日(土)午後1時30分から中里重利氏による「唐津焼の技法」についての講演が行われる。どちらも往復ハガキにて先着80名。詳しくは電話06-6203-0188 湯本美術館まで。
▼帰出窯二代の陶芸家・井高帰山氏が今年喜寿を迎えられた。そのお祝いと、いま一つは本誌に三回に分けて連載中の「磁器の本窯(還元焔)黄色顔料」の公開を合せて祝おうと各界の有志80人が3月6日、東京・高輪のホテル東京に集い「井高氏の小論・本窯の黄色原料の公開と喜寿を祝う会」が催された。席上黒田常任理事から「当協会発行の『陶説』でその全容が解き明かされるが、黄玉磁は鉱石の採掘すら困難な世界でも類のない陶技、これを公開されるとは希代の大英断だ」との絶賛を受けた。井高氏の益々のご活躍とご健勝をお祈りしたい。
▼「山田 明 編み上げ陶作品展」が4月3日から9日まで、銀座の装飾美術SIVA(中央区銀座6-3-5 ギンザコマツアネックス2F 03-3573-7371)で開催される。今回は粘土紐による編み上げ作品約30点が展示される。