▼「第45回日本陶磁協会賞受賞作家展」が、平成16年1月17日(土) から28日(水) まで、銀座・和光6階の和光ホールで開催されます。今回は協会賞が制定されてから50年となり、その節目を記念しての展覧会。各作家の力あるメイン作品と、テーマ作品「酒宴を演出する器」、さらに受賞作家10名の「愛蔵の酒器」も特別展示されます。
▼「日本陶磁協会賞制定50年記念祝賀会」を平成16年1月19日(月) 午後6時30分より8時30分まで、銀座・東武ホテル2階「桜の間」にて開催いたします。この祝賀パーティは、各年度の受賞作家と共に、「日本陶磁協会賞」の50年を祝おうという会ですので、皆様ふるってご参加下さい。
▼日本芸術院は12月1日、新会員に陶芸家の今井政之氏ら9人を決定した。今回決定したのは、今井氏のほか、塗 師祥一郎(洋画) 、津村節子(小説) 、馬場あき子(詩歌) 、菅野昭正(評論・翻訳) 、岩城宏之(洋楽) 、粟谷菊生(邦楽) 、芝祐靖(邦楽) 、花柳壽楽(無踊) の8名。
▼菊池寛実記念智美術館では開催中の〈Japanese Ceramics Today, Parth 2〉に合せて、1月10日(土)午後2時より小池頌子氏を招いて、ギャラリートークが行われる。詳しくは電話03-5733-5131。菊池寛実記念智美術館まで。(〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル)
▼日本陶磁協会主催による「第2回やきもの文化講座」が、10月5日(日) 午後1時30分より3時30分まで、NHK青 山荘にて開催された。今回の講師は林屋晴三理事、演題は「茶碗 長次郎と光悦」。スライドを使用しての1時間半の講演のあと林屋理事持参の長次郎茶碗と光悦茶碗を手に取らせていただき参加者全員大喜びでした。来年の第3回は、今回参加した90余名によるアンケート調査をもとに考えたいと思っております。
▼「第37回女流陶芸公募展」の入賞者が次のように決まり、同展初日の11月18日夕、京都市内のホテルで表彰式があった。
・文部科学大臣奨励賞 能谷さくら(滋賀県)
・河北記念賞 森昌子(神奈川県)
・女流陶芸大賞 星巻(大阪府)
・なにわ国内留学賞 赤川美穂里(新潟県)
・女流陶芸新人賞 津守愛香(滋賀県)
・T氏賞 さとうみちこ(奈良県)
・京都府知事賞 山外眞古(富山県)
・京都市長賞 田中伸子(千葉県)
・朝日新聞社賞 稲崎栄利子(香川県)
・NHK京都放送局賞 須山昇華
なお前回までは賞の数は7つだったが、今回から3つ増えて10賞になった。新賞の内訳は、今回から後援に入った朝日新聞社とNHK京都放送局の賞と「T氏賞」。
「T氏賞」は将来が嘱望されながら98年10月、交通事故のため若干24歳の若さで他界した、奈良県出身の辻野友規美さんをしのんで創設された。 辻野さんは95年の同展で女流陶芸大賞を得た後、愛知県立瀬戸窯業高校専攻科で勉強中の98年には、朝日陶芸展でグランプリに次ぐ秀作賞も獲得していた。
式には、多摩美大教授で陶芸家の中村錦平さんや岐阜県現代陶芸美術館長の榎本徹さんらの審査員の他にも来賓 も出席、入賞者や入選者と交歓していた。(井上隆生)