協会ニュース 『陶説』平成23年2月号より

▼平成23年度の会員のための陶磁研究会を次のように展覧会に合わせて開催いたします。

[4月研究会]
「静嘉堂の東洋陶磁 PartII 日本陶磁名品展」
場所 静嘉堂文庫美術館・講堂
  (東京都世田谷区岡本2-23-1 電話:03-3700-0007)
日時 4月29日(祝)午前11時から(所要時間約1時間半)
講師 山田正樹(同美術館学芸員)
定員 50名
参加費 入館料のみ(一般800円)

研究会に参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124/FAX:03-3292-7125)までお申し込みください。

▼秋山陽氏が「第52回毎日芸術賞(工芸部門)」を受賞されました。1月25日(火)午後4時から東京プリンスホテル2階「マグノリアホール」で贈呈式および祝賀パーティーが開催されました。

▼「第4回菊池ビエンナーレ」は応募総数423点、一次通過115点、入選49点、うち入賞7点でした。今回、大賞は山口県の岡田裕氏〈炎彩花器〉、優秀賞は福岡県の中村伸子氏〈花の大地〉、奨励賞は岐阜県の五味謙二氏〈彩土器〉、愛知県の今野朋子氏〈creature〉、静岡県の崎山隆之氏〈扁壺「聴涛」〉、愛知県の山口美智江氏〈夢想─幻─〉、兵庫県の吉川周而氏〈四つが形作る形〉。その他入選者は、市野雅彦・武腰潤・猪倉高志・今泉毅・岸映子・桑田卓郎・高垣篤・新里明士・西田宣生・前田正博・和田的など。

▼「テーブルウェア・フェスティバル2011 暮らしを彩る器展」が2月5日(土)から13日(日)まで、東京文京区の東京ドーム(電話:03-5800-9999)にて開催される。今回、特別企画として「暮らしに生きる伝統の技」~唐津焼~、「華やぎの食卓」~ガラスで愉しむスイーツタイム~、「食彩物語」~豊かな彩りの食卓~、美濃焼・有田焼・常滑焼・波佐見焼を紹介する“日本の器を訪ねて”、ノリタケや大倉陶園の器を紹介する“洋の器への誘い”、また“第19回テーブルウェア大賞~優しい食空間コンテスト~”などの企画が盛りたくさん。入場料2,000円。前売1,700円。

▼「中島克童 陶の世界」展が2月5日(土)から20日(日)まで茅ヶ崎のクラフトショップ俊(電話:0467-88-2550)で開催される。

▼「伊藤慶二・林武史二人展」が2月22日(火)から5月8日(日)まで、岐阜県美術館(岐阜市宇佐4-1-22)で開催される。

▼特別展“REVALUE NIPPON PROJECT”─中田英寿、現代陶芸と出会う一が2月23日(水)から3月13日(日)まで、茨城県陶芸美術館2階県民ギャラリー(笠問市笠間2345 笠間芸術の森公園内 電話:0296-70-0011)で開催される。出品作家・クリエイター5組は、秋元雄史(金沢21世紀美術館館長)×見附正康(陶芸家)×佐藤オオキ(デザイナー)、金子賢治(茨城県陶芸美術館館長)×和田的(陶芸家)×佐藤卓(グラフィックデザイナー)、藤原ヒロシ(音楽プロデューサー)×新里明士(陶芸家)×宮島達男(現代アーティスト)、松岡正剛(編集工学研究所所長)×林恭助(陶芸家)×町田康(パンクロック歌手、小説家)、中田英寿(TAKE ACTION FOUNDATION 代表理事)×植葉香澄(陶芸家)×奈良美智(ポップアーティスト)。2月27日(日)午後1時30分から3時30分まで、陶芸家・和田的氏によるこのプロジェクトに参加して作品の制作に当たった際のエピソードなどのトークが催される。

▼「六田知弘写真展『雲岡 仏宇宙』」が3月1日(火)から12日(土)まで、京橋の繭山龍泉堂(東京都中央区京橋2-5-9 電話:03-3561-5146)にて開催されます。雲岡石窟は龍門石窟、敦煌、莫高窟とともに中国三大石窟とされ、世界文化遺産にも登録されている壮大な規模の仏教美術の至宝です。日本の仏像の原像がここにあります。2008年夏、これまで世界各地の「祈りの空間、祈りのかたち」を撮り続けてきた写真家・六田知弘氏に外国人写真家としては実に68年ぶりに、これまでほとんど目にすることができなかった西方諸窟を含む全窟の本格的写真撮影が許可されました。岩壁を刳りぬいた巨大な空間の中、宇宙樹のようにそそり立つ如来とその周りにびっしりと彫り込まれた大小の仏たち、そしてはるか上方の天井をかろやかに舞う飛天たちは、まさに「仏の大宇宙」をそこに立つ者に観じさせます。自然光で撮影された膨大なカットの中から約30点を厳選し、譜調豊かなモノクロプリントで展示されます。

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